三重県松阪市飯南町深野の棚田は、国道166号線の飯南町深野から北側に折れ、細い坂道を登っていくと石堤の立派さが目立つ棚田が現れる。この棚田は、室町時代末期ころから築かれ、北畠氏の拠点となる狼煙台が背後の山地にあり、そこを守る兵の兵糧を得るために築かれ始めたと伝えられている。

 棚田の石積みが堅固で、城壁のような趣があり、これはこの地帯が地殻的に中央構造線上にあり、崩れやすいためであると言われているが、技術的には山城を築く石積み技術とも関係していたのではないかと想像する。棚田の枚数は550枚ほどある。

 なお、この深野の棚田は、棚田百選に選ばれている。


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  三重県松阪市飯南町深野の棚田